アマチュア無線

昭和51年頃から昭和60年くらいまではアマチュア無線にはまっていました。当然機器は自作に走っており、当時の名残のトランジスターやIC、高周波部品は今でもデッドストックになっています。抵抗1本なくても完成しない地方在住の悲しさ、反動で東京出張のたびに秋葉詣でしてCRLはほとんどの値のものは在庫、部品屋開けるくらい・・・。6M、10Mの移動運用が主体で自称「移動の鬼」なんていってました。

  
 M(50MHz)SSB用TRANSVERTER

当時、HF機としてYAESUのFT301Sを使用していたが6Mの移動運用をやりたく、製作したものです。車載できるコンパクトなトランスバーターが販売されておらずCQ誌に掲載されていた
JA1AYO丹羽OMの記事に触発されて当時新鋭のダブルバランスドミクサーICを使用して製作
したものです。

 


一応メーカー製らしい体裁をとるというのも、この頃からの自作機に対するポリシー。 ひとから え、どこ製?って聞かれるのを自作の楽しみのよりどころにしていたらしい・・・。 




後部の配置



送信ドライバー、受信部、ミキサー基板と電源コントロール部




移動用のために落としても壊れない頑丈さを確保。前後パネルを連結する2mm厚のアルミのチャンネルがポイント。



裏側は送信アンプとローパスフィルター。送信部は3段リニアアンプ。終段は2SC1307で出力5W。銅板製の箱はローパスフィルター。










 

 

 

 

 

  


 10M(28MHz)SSB TRANSCIEVER

夏季の移動運用にはFT301Sでは大きすぎ無駄が多いということで無謀にも10Mトランシーバーの製作に着手。VXOやプッシュプルの広帯域リニアアンプ等新機軸の採用はよかったが、さすがに調整、仕上げには泣きを見る結果に。




またまたFT101等を意識したデザインにはしる。
VXOのつまみとダイヤルもそれらしく・・。



当時のコールサインのJR6FRXがなつかしい。



筐体の表側 中央部が9MHzSSBジェネレター。
左が電源、コントロール部。下方はVXOと局発ミキサー部。
局発は28MHzのSSB帯を100kHz幅の4バンドでカバー



裏側は右からバンドパスフィルター。4段広帯域リニアアンプ。
終段は2SC2043PPで10Wを目指したが8WがMaxだった。
大きな基板は受信部と送信ドライバー部とDBM。


最終的には8Wしか出なかったけど、プリント基板 全て手作り。リニアのRFトランスは手巻き。
スターの高周波発信機、トリオのオシロスコープと自作の周波数カウンター、FETディップメーター、
高周波ミリバルといった簡便な測定器だけで試行錯誤をくりかえして仕上げた。よくやったわ!


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